【新唐人2010年4月16日付ニュース】中国当局は青海地震に対する救援能力は十分だとして、国際社会からの救援の申し出を謝絶。これに対し、チベット亡命政府の台湾代表と台湾チベット友の会の会長は疑問の声を投げかけ、中国当局に「真の救援と復興」を求めます。
今回の震源地で育ったという、チベット亡命政府の台湾代表。地震発生直後から現地の友人と連絡を密に取り、「当局の発表は虚偽だ」と指摘します。
チベット亡命政府の台湾代表
「震源地の寺院には400強の死体があります。さらに多くの死体があちこちに放置されています。その寺院の死者だけで、
当局の言う数字を超えます。救援する兵士は多くありません」
台湾チベット友の会・会長の周さんは地震発生直後、台湾の複数の救援部隊に連絡しました。
台湾チベット友の会 周美里
「中国政府はすでに、台湾全ての救援部隊を断りました。我々の要求は、中国政府が国際的な台湾救援部隊も含め
現地に入れるようにすること」
亡命政府の台湾代表によると、現地は一部の漢族を除いてほとんどがチベット族。震源地の結古鎮(けつこちん)・半径40キロにある数十の村には、まだ救援の手が届いていません。救援をする大多数は地元か四川省から駆けつけたラマ僧です。地元には本物の救援と再建が必要だと、訴えます。
新唐人記者がお送りしました。