【新唐人日本2012年4月6日付ニュース】最近、中国浙江省で新たな地溝油が摘発されました。押収した新型地溝油は3200トンに上り、ほとんどが安徽省や上海、江蘇省、重慶市などの油脂業者に売られ、その後食品業界に入るそうです。
近日、浙江省金華市で摘発された闇工場では、屠場で廃棄された豚や牛、羊の皮に残っている油および変質した動物の内臓などを原料に地溝油を生産。長時間煮込んで油脂を抽出し、その後、上海や重慶などに売られ、加工食品や鍋料理に使われていたそうです。
重慶市民
「もし 私が地溝油を口にしたならば、業者を攻めるのではなく、政府を責めるでしょう。この政府、この党を責めます。他の国はこんな事ありません。中国では地溝油が後を絶ちません。強く怒りを感じます」
中国メディアによると、個人が作った地溝油は1トン当たり5,000元で売られ、それが油脂加工企業に入ると、12,500元で売られるそうです。厖大な利益と引き換えに、市民の健康が犠牲になっているのです。
漢方医師 段さん
「これらの地溝油は有毒な化学物質と発がん性物質を含み、直に健康に影響します。大人、子供にかかわらず、摂取すると癌になりやすいです」
今回摘発された地溝油は、主に食用油加工企業に売られ、そこで加工食品や鍋の材料に加工されるそうです。連雲港市の康潤食品配合公司がその一つです。
漢方医師 段さん
「作った油をトウモロコシ油などと言っていますが、本物ではありません。官僚はこの類の油は口にしません。庶民には識別できません。人の道徳がだめになり、防ぎようもありません」
段さんは、政府の腐敗が民衆の拝金主義を招き、モラルのない社会では自分で気をつけるしかないと嘆きます。
新唐人テレビがお伝えしました。
www.ntdtv.com/xtr/gb/2012/04/04/a682260.html. (中国語)