【新唐人2009年9月15日付ニュース】世界中の華人が誇りにしている名称ー「中国人」。国籍を変えても自分は「中国人」であると名乗る。しかし、家があっても帰れない、国があっても帰れない華人たちがいる。上海出身の民主活動家馮正虎(ひょう せいこ)氏もその中の一人である。
8月13日、(中国国民で)上海出身の民主活動家馮正虎氏は証明書発行のため、駐日中国大使館領事部を訪れた。本来なら8月18日には受け取るはずだったが、9月3日午後2時30分、大使館から電話で、「中国が証明書発行を拒否した」と知らされた。
彼は9月3日、駐日大使の崔天凱(さい てんがい)に公開書簡を送り、外交官が本国の法律に違反した際、免除権はないと警告。駐日大使館のやり方は中国の法律に違反し、中国法律の裁きを受けるべきだと主張。
VOAの報道によると、今年6月7日、日本から帰国した馮氏は、上海浦東空港で上海公安局国境警備所より入国拒否となった。その後、警察により日本行きの飛行機に乗せられ、強制送還された。
中国領事館が自国民を迫害したのは初めてではない。明慧ネットの統計によると、2005年6月まで、19カ国の90人以上の中国籍の法輪功学習者がパスポートの有効期限延長を申請した際、拒否または没収されるなどの被害を受けた。最年少の被害者はイギリスで修士留学中の莫正芳(ばくせいほう)さんの二歳の娘である。
2002年、豪州に移住した趙麗嬌(ちょうれいきょう)女史と娘は領事館よりパスポートを取り消された。彼女は明慧ネットで、一日も早く中国国民としてのパスポートと国籍の回復を求めると共に法輪功への迫害停止を呼びかけた。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2009/09/15/a348808.html#video (中国語)