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中共高官子弟の留学先第1位「ハーバード大学」

2012年05月26日
【新唐人日本2012年5月26日付ニュース】こんな笑い話があります。第18回党大会が延期になり、胡錦涛がオバマ大統領に電話しました。「米国の父兄会の日にちを変更していただきたい」。オバマ大統領「なぜですか」。胡錦涛「みな米国に会議に行ったら、我々は会議を開けなくなるから」
 
この笑い話は真実の現象を映し出しました。中共の「紅三代」が米国の各名門大学に殺到しているからです。
 
薄熙来の息子・薄瓜瓜は英国と米国に留学しました。外部も中共「紅三代」の米国留学の多さに注目しています。多くの「紅三代」は薄瓜瓜とは違い、控えめに身を潜めています。
 
政治局常務委員賈慶林の孫娘・李紫丹は2011年スタンフォード大学に入学し、馬術部に入っています。習近平の娘・習明澤は偽名でハーバード大学に入学し、学校でも控えめだそうです。少なくとも政治局常務委員5人の子弟たちが米国に留学しています。とりわけ目立つのがハーバード大学で、習近平の娘だけでなく、江沢民の孫・江志成もハーバード経済学部を出ています。趙紫陽の孫娘・趙可哥はハーバード大学のMBA、陳雲の孫娘・陳暁丹や元外務部長の黄華の息子と、李肇星の息子もハーバードに通っていました。
 
中共高官子弟の米国留学は、中共上層部の共産党思想および、体制に対する否定を表しています。元外務部長・喬冠華の娘・洪晃は、早期に米国留学した高官子弟ですが、彼女は「中共上層部はすでに早期のイデオロギーから離れている」と言いました。ここで言ったイデオロギーとは、共産主義を指していると思います。
 
海外留学は「紅三代」だけではなく、中共高官の研修さえも海外で行われています。
 
現職の中央組織部李源潮部長は、政治局の中で最初にハーバードで研修を受けた一人です。大紀元の報道によると、厳しい審査で選ばれた官僚は、海外有名大学の特別課程で学びます。最初はハーバードに送られました。今はスタンフォード、オクスフォード、ケンブリッジ、東京大学などにまで広がっています。1年前、この国費留学プロジェクトの基金責任者・盧邁は、「これは重大な決定だ」、「我々はすでに4000人超を派遣した。これほど大規模派遣を行っている国は他に知らない」と言いました。
 
海外の大学は彼らに何を教えているのか。現在明らかになっている内容は、米国の政策、政府、メディアおよび策略交渉、危機交渉などです。米国メディアは疑問を投げかけます。「米国大学は、前代未聞なほど人権を迫害する独裁政権のために刃を研いであげ、プロ化させている」。角度を変えて見ると、高官らは民主社会の運営が分かったのに、民主を実行しないで何を待つのでしょうか。
 

 

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