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谷開来のフランス人「親友」 カンボジアで逮捕

2012年06月20日

 【新唐人2012年6月21日付ニュース】薄熙来・谷開来事件の最新の展開です。開来のフランス人親友ドゥヴィラー氏が最近、カンボジアで逮捕されました。カンボジア政府は中国に引き渡すか、フランスに返すか考慮中だそうです。本日のマイクロニュースです。

 
NTD評論家 趙培
谷開来のフランス人親友で、建築家のドゥヴィラー氏がカンボジアで逮捕されました。カンボジア警察によると、中国が身柄引き渡しを要求。カンボジアは中国に引き渡すか、それともフランスに返すか、考慮中だそうです。ドゥヴィラー氏は5月20日、谷開来との関係を否定し、ヘイウッド氏と谷開来を繋いであげたことも、父親の企業を利用して谷開来のためにマネーロンダリングした事も否定しました。
 
しかし、どう否定しても谷開来とヘイウッド氏との関連は引き離せません。彼とヘイウッド氏は薄熙来の身内圏内に入り込んだ外国人で、谷開来と親密な関係にあります。ドゥヴィラー氏は三つの面で関わりを持っています。少なくとも薄熙来・谷開来の汚職。殺人事件の証人の可能性もあり、薄熙来の海外宣伝に力を出したのかもしれません。
 
張徳江が重慶党大会で薄熙来を依然「同志」と呼ぶのを見て、薄熙来にまだ機会があると推測する人がいます。改革解放後 中共の内部闘争に変化が現れ、文革時のように先ず党から除名し、外部に党内部の動向を曝け出す事はしなくなりました。劉志軍元鉄道相を例に挙げると、取り調べを受けてから1年間党から除名しないまま、司法機関送致になってから除名しました。薄熙来の案件も、公表までは多くの情報は、各派の意図的な垂れ流しに過ぎません。
 
薄熙来と周永康の政変計画は多くを巻き込んでいます。張徳江の「同志」の呼び方から、わかるように江沢民派は薄熙来案を汚職事件として処理し、もっと多くの贈賄した低級官僚や商人を追及する事を望んでいるのです。そうなると政変計画に巻き込まれた高官は体面よく逃げられるのです。しかし、胡錦涛と習近平には薄熙来の人間性が分かっているので、このような人が返り咲くと、自分らはもうおしまいなのは分かっています。胡・習はせめて薄熙来案を刑事案件として処理し、薄に返り咲きの機会を与えないようにすべきです。しかし、あまり大きな罪名をつけると、上層部の醜悪を更に曝け出すことになりかねないので、中共政権にとっても危険なのです。
 
外国人のドゥヴィラー氏が証言すると、薄熙来事件は覆しできなくなります。薄熙来事件自体が18大前に中共の未来の動向と常務委員リストにも影響を与えているので、各派も交渉を続けています。
 
(翻訳/坂本 映像編集/蒋)
 

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