【新唐人2010年5月8日付ニュース】青海大地震の被災者約10名が、我々の取材に応じてくれました。彼らはこう口をそろえます。「被災地の余震は絶えず、とても寒い。食料やテント、防寒衣服も不足している」
地元入りしたある震災ボランティアによると、現地は住宅の倒壊が深刻で、被災者は皆、自分たちの村ごとに、テントで寝起きをしているそうです。
震災ボランティア
「被災者の多くは一つのテントで寝起きし、眠れはしません。一つのテントに十人位です」
標高が高い被災地は、いまだ寒さが厳しいうえに、天候も不安定です。
震災ボランティア
「ここ二日、雪に雨、晴れや雨で予測がつきません。風も強く寒いです」
テント生活の被災者は皆、「夜は何枚も布団が必要だ」と述べます。しかしテントすら不足し、野宿する人もいます。
青海省のチベット族
「テントで寝る者や野宿する者もいます」
4月17日、青海省当局は「家をなくし、生活のすべのないものは毎日一人15元の手当てがもらえる」と発表しましたが、ある被災者は政府の手当ては一切受け取っておらず、物乞いになったそうです。
青海大地震の被災者
「カップ面、食料、服ももらっていません。我々は地元住民なので、物乞いすると知り合いがカップ面をくれます」
震災ボランティア
「大きな寺は食料をくれます。ボランティアも食料をくれます」
当局の発表によると、4月25日までに被災地では2220人が死亡。しかし、死者は1万に達すると言う声もあります。
青海大地震の被災者
「ここで多くが亡くなっても、真実は報道されず…ここで一万は死にました」
また、災害援助で最も貢献をしたラマ僧を追い出し、軍人を残したやり方に対し、被災者は不満を隠せません。
新唐人記者がお送りしました。