【新唐人2012年9月26日付ニュース】谷開来と王立軍の裁判が終わり、次は薄熙来への処分結果が十八大前の焦点になっています。ドイチェヴェレは「薄熙来が遼寧省と大連市在任中、横領金額は1億元に達するが、重慶市在任中に関わった金額は天文学的な数字かもしれない」と報道しています。本日のマイクロニュースです。
王立軍案件に関する新華社報道から薄熙来のヘイウッド事件に対する 「私情のための法の悪用」と 「隠蔽」の罪は確定したのがわかります。王立軍が薄熙来案件の重要証人になるでしょう。薄熙来は「収賄罪」に問われ、横領金額によって刑期が左右されるかもしれません。
ドイチェヴェレは遼寧省からの情報として、「中央と地方の300人からなる調査チームが9月23日、薄熙来の大連と遼寧省での在任中の違法問題に関する取調べを終わらせた。汚職金額は1億元に上り、うち徐明が提供した資金が3分の1を占める」と報道。この1億元は薄熙来の遼寧と大連での汚職金額の暴露にすぎず、重慶でも調査を行ったら、「打黒」期間中に略奪した民財と汚職金額は天文学的な数字に上るかもしれません。
この情報暴露は中共内部の薄熙来処分への態度を示しており、汚職腐敗で重い判決を下すかもしれません。王立軍が収賄300万元で9年判決ですから、薄熙来の1億元は死刑までいかなくても、無期懲役にはなるはずです。中共の今回の情報垂れ流しは薄熙来の1億元の横領が中共政権にどれほどの悪影響を及ぼすのか試すためです。
2012年7月 「朝日新聞」が「谷開来が90年代から、薄熙来の地位を利用して収賄していたことを認め。米国、英国の口座に60億ドルを移した」と報道しました。60億ドルの汚職腐敗は中共政権にとっては壊滅的な打撃ですが、今回1億元という情報を流したのは事件の影響を小さくするためです。8月に遼寧省鳳城市書記が米国に逃亡した際の汚職金額は2億元です。
政治局委員クラスの薄熙来が1億元の汚職というのは問題を縮小しています。薄熙来の汚職金額をいくらと発表しようが、薄熙来に刑罰が下されるのは疑う余地はありません。今好奇心が沸くのは谷開来、王立軍と薄熙来が秦城刑務所で顔を合わすとき、薄熙来はまた王立軍にビンタを食らわせるのでしょうか。
今日のマイクロニュースはここまで。
(翻訳/坂本 映像編集/工)