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「華為技術」北米進出にカナダ政府警戒

2012年09月26日
 
 
【新唐人2012年9月27日付ニュース】中国広東省深センに本社を置く華為技術有限公司(ファーウエイ・テクノロジーズ)は1988年の創業から20年あまりで、世界最大級の通信機器メーカーに発展し、世界140カ国に進出しています。一方、軍背景があると疑われている華為技術有限公司のカナダ進出に対し、カナダ政府は警戒心を抱いています。
 
カナダの新聞“グローバル・アンド・メール”が入手したカナダ国防省5月17日の極秘公文書から、カナダ通信安全局(Communications Security Establishment)が華為技術有限公司のカナダ進出を警戒しているのがわかりました。
 
カナダ通信安全局は5月8日にカナダ国防省に提出した報告書の中で、“政府所在地オタワのコンピューターおよび通信網の通信会社に対する依存度が大きすぎるため、国外にいる「相手」は簡単に政府のコンピューターシステムに影響を与えることができると指摘しました。例えばウイルスを植え込む、または故意に欠陥技術を提供するなどです。
 
また、中国企業との接触でリスクを減らす措置にも触れ、現状では政府組織が外国企業の技術の取り入れを有効的に阻止できないが、コンピューターシステムのセキュリティを国家
 
華為技術有限公司の海外拡張を警戒しているのはカナダだけではありません。オーストラリア政府は国家プロジェクトとして整備しているブロードバンドインフラプロジェクトへの華為技術有限公司の参入を禁止しました。理由は、国家利益を考慮したからだとしています。
 
アメリカでも9月13日、華為技術有限公司をめぐる公聴会が開かれ、中国情報機構が華為の製品を利用してアメリカの通信領域およびシステムに入る事は可能かどうかについて討論が展開されました。
 
新唐人テレビがお伝えしました。
 
 (翻訳/坂本  ナレーター/大口 映像編集/蒋)

 

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