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中国空母「遼寧」艦載機の発着艦試験に成功

2012年11月27日

 【新唐人20121128日付ニュース】中国初の空母“遼寧”の艦載機「殲15J-15)」の総指揮を取っていた羅陽氏が25日、突然心筋梗塞で倒れ、病院に運ばれましたが死亡しました。同日、共産党メディアは「殲15」の発着艦試験に成功したと大々的に報道。中国の軍事作戦能力に国内外の注目が集まっています。

 
25日、共産党メディアは「15」の遼寧艦で発着艦試験する写真を掲載し、空母と戦闘機の技術と性能はすでに充分証明されたと報道。“解放軍報”は、少なくとも5人の操縦士が発着艦を行い、「殲15」の性能はロシアの「スホイ33Sukoi 33)」とアメリカのF=18に匹敵する狂暴で勇猛な空中飛鯊(トビハゼ)だと称えました。
 
一方、中国海軍軍事学術研究所の張軍社副所長は25日、“中国海軍網”の取材の際、艦載機の飛行訓練は系統的なプロジェクトで、「殲15」が戦闘力を備えるまではまだ2年はかかると示し、また遼寧艦全体が戦闘力を備えるには45年はかかるとコメントしています。
 
張副所長は例を挙げて、フランスの原子力空母「シャルル・ド・ゴール」は、20009月に就役したものの、艦載機が導入されたのは2002年。そして20046月になってフランス海軍はやっと飛行技術と戦闘力を備えたと発表したと説明しました。また、ロシアの空母艦載機「スホイ33SU-33)」は経験不足や軍事費の制限で、就役から飛行技術と戦闘力を備えるまで10年かかったといいます。一方、「殲15」は「スホイ33SU-33)」を模倣したと言われています。
 
中国初の空母“遼寧”は、今年925日に正式に就役。戦闘機「殲15」は20098月に1回目のテスト飛行に行い、20114月に2回目のテスト飛行を実施。1123日、遼寧艦での発着艦試験に成功しました。
 
新唐人テレビがお伝えしました。
 
 (翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/蒋)
 

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