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【禁言ブログ】「鉄飯碗」の悲歌

2012年12月01日

 【新唐人2012年12月1日付ニュース】「ブログ日報」の文章「鉄飯碗の悲歌」、こう書いています。「ニュース『大学生3千人がハルピンの清掃員の職を争う』を見た。ある母親が息子に言ったそうだ。

 
『政府のために働く街の清掃の何が悪い?政府 が倒れない限り食いはぐれはない』。これには呆れてしまった。昔 私が専門学校を出て、国有企業の職につき、鉄飯碗を手にしたときは人より抜きん出ていると感じ、結婚相手も選びに選んだ。結果、時期を逃してしまった。し かし、誰が想像で来たのだろう。政府が態度を一変し、鉄飯碗を割り、わずかな金だけで我らを追い出したのだ。『人生はやりなおせる』言って、私を自生自滅 に追い込んだ。たとえ『極悪な地主』に10年間仕えたとしても、こんな事態にまでは落ちこぼれないだろう。
 
東北部の古い工業地帯の失業労働者の苦境を目 にしたことがある。多くの中年女性が生活のために街頭で客引きをしていた。客を引けなかった日は家族は飢えるしかない。幸い中国人は苦労に慣れていて、も う麻痺している。自分がやせ我慢してでも政府には迷惑をかけようとしない。中央宣伝部は巡回講演団を作って、欧州債務危機の中の西洋人に聞かせるべきだ。 中国の失業者が如何に人生をやりなおしているかを教え、無茶をいないよう欧州人を教育するのだ。我らは一文なしでもこんなにおとなしいのに、福利がすこし 悪くなっただけで貴方達は騒ぐのか?
 
今全民医療保険が推奨されている。これで病気 になっても頼れる所ができたと思い、わくわくしながら申請に行ったら、失業者だからといって拒否された。医療保険は自分で買わないといけない。この福利を 享受することはできないと言われたのだ。これで完全に見抜いた。政府はもう決めたのだ。我々失業者を自生自滅させているのだ。だから社会保険やら医療保険 やら私は一切入らない。あなたとの関係はとっくに断ったのだから。体制内に紛れ込んだ者に助言する。機会を見つけてはできるだけ貪っておくんだ。いつか失 業者になるかもしれないから、食っていくための金を貯めて置くがいい、我々この世代の失業者が戒めだから」
 
(翻訳/坂本 映像編集/工)

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