【新唐人2013年1月12日付ニュース】「南方週末」事件は微博で世論の波を巻き起こし、多くの微博IDが庹震と中央宣伝部を非難し、「南方週末」支持および憲政を呼びかけたことで封殺されましたが、11日 解禁の兆しが現れました。本日のマイクロニュースです。
前回も言及しましたが、中央宣伝部の「南方週末」事件に関する秘密命令の一つが「微博への管理を強化」です。この命令で多くの新浪微博IDが封鎖され、ネット民いわく「戦死」しました。中には台湾芸能人・伊能静さんの微博も含まれます。IDの「戦死」だけでなく、「南方週末」支持者らは泥を塗られています。伊能静さんは中央宣伝部によって「海外敵対勢力」と言われ、「毛派」に攻撃されています。彼らいわく「伊能静は日本人で、南方週末支持は本を売るためだ」とデマを流しています。これに対し、ネット民は「中央宣伝部によって封殺されたのに、どうやって大陸で本を売り、コンサートを開くのか」と聞き返します。
1月11日、 微博から「上層部が今晩より微博の大赦を行う」と伝い出され、その後「南方週末」事件で「戦死」した多くの微博IDが復活しました。
復活した伊能静IDが「冤罪」を訴え始めました。「日本国籍獲得の機会があったが、それを放棄した。私は学力は高くないが、自由は本能であることは知っている。この本能は自分の土地でしか実現できない。他所で自由を享受できても、ルーツを捜し求める子供にとっては『流亡』のようなものだ」
昨年末、習近平が新浪微博に「潜水」しているとの噂が流れましたが、今回「大赦令」を下したのも習近平かもしれません。
昨年からわかっていましたが、習近平は反腐敗「北京整風運動」を計画しています。しかし、 中共の体制下で「整風」は必然的に「反右派」をもたらし、これは習近平が変えられない中共体制の本性です。
習近平の「整風」は下準備中で、微博封殺といった「反右派」行為がすでに始まっていますが、習の「整風運動」も最終的には失敗に終わるでしょう。
中央宣伝部の言論への絞殺は習の大赦で止まることはありません。新浪微博にはすでに「党委員会」が置かれ、内部には「警務室」まであるそうです。
微博の有名人で作家の李承鵬さんに11日 中央宣伝部命令が届きました。「12日の成都での新書発売のイベントで何も言うな、 『新年好』もだめ」とのことです。
「南方週末」事件の時、あるネット民が蝋燭を点し、こう言いました。「私がこうするのはこの国を変えるためではなく、この国が私を変えてほしくないからだ」
私も中国国内のメディアの皆さんに聞きたい、今日、私たちは共に報道の自由を勝ち取るために闘っていますが、貴方達が中国人のために信仰の自由、労働教養制度の廃止、戸籍制度の廃止を求めて闘う日は来るのでしょうか。中共に洗脳されないでください。
「南方週末」事件は世界に知らしめました。中共体制下での「政治改革」「憲政」は見てはならない「夢」なのです。
本日のマイクロニュースはここまで。
(翻訳/坂本 映像編集/工)