【新唐人2010年7月17日付ニュース】中国とEU―欧州連合は、先月の末、人権対話を開催。これを受け、欧州議会は、7月15日、中国の人権に関する公聴会を行いました。出席者からは、人権対話の透明性を上げるよう促す声が聞かれました。
ヒューマン・ライツ・ウォッチのアジア地区担当者が、人権組織を代表して発言。中国とEUの人権対話は何の成果もない、と切り捨てました。中国の人権を判断する基準作りなど、EUの各組織が足並みをそろえるべきだと訴えました。
フランスの有名な中国専門家も、中国は経済発展によって、天安門事件や法輪功などの深刻な人権問題を隠せないと強調。また、対話の透明性をあげるよう訴えました。
中国専門家のフランス人 マリー・ホルツマン
「(今回の公聴会は)これまでと違い。EU代表は皆我々の批判を受け入れました・
我々の批判とは対話は不透明で、対話の内容が分からないという点です」
公聴会の議長を務めた、欧州議会・人権委員会の委員長は
欧州議会・人権委員会 ハイジ委員長
「今回多くの出席者は対話の透明性を上げて、EUがもっと中国の人権を強調するよう訴えました。またある人は人権対話をやりながら、サミットをやるというのは意味がないと言いました。経済と人権を一緒にしてEUとして一致した声を出すべきです」
公聴会に出席した中国の弁護士、李さんは弁護士生活20年の内、12年は弁護士免許を取り上げられていました。また去年の末、北京の弁護士20数名は免許の更新を拒まれました。法輪功の学習者を弁護したことが理由です。
また、ユーテルサット社に対し、中国への新唐人テレビの衛星電波を再開するよう訴える声もありました。