【新唐人2010年8月17日付ニュース】今年4~6月のGDP―国内総生産で、中国は日本を抜いたと話題になっていますが、その数字は本物なのでしょうか。専門家の声をどうぞ。
中国人民大学の劉氏によると、各地の統計局が発表するGDPの数値は、中央の発表する数値をはるかに超えます。地方政府が操作しているからだといわれます。
中国人民大学 劉元春
「中国の数字自体、制度上の問題があります。肝心なのは、経済発展と、政治を結びつける点、それで水増しが生まれます」
もし、判断の基準となる数字が嘘ならば、重要な決定に深刻な影響を与えるはずです。
中国人民大学 劉元春
「嘘の数字により、経済政策決定の際、誤りが生じます。経済管理に問題が出ます」
GDPの上昇幅を、官僚への評価の基準としているのが問題です。
中国人民大学 劉元春
「GDPを官僚評価の、基準としているのは、調整して、多方面から、改革をすべきです」
中国・29都市の今年前半のGDPは、18兆元。直前、中央が発表した全国のGDPを8000億元も上回っていました。
新唐人記者がお送りしました。
上記のサイトから、このニュースの中国語版が見られます。