【新唐人2013年3月6日付ニュース】中国共産党国務院温家宝首相が5日、全人代、全国人民代表大会で最後の政府活動報告を行いました。報告の中で温首相は、中国は発展の過程において、依然として不平等、不調和、持続不可能な問題が際立ち、社会矛盾も明らかに増加したと述べました。
1時間以上行った報告の中では、中国の経済、財政、金融、産業、資源、環境、民生などの問題に触れ、政府部門の不作為が一部領域での腐敗現象の横行を招き、一部は政府活動の欠点と不足によるものだと認めました。
ゆっくりした口調で報告書を読み上げた後、温首相は場内に向け、3回深くお辞儀をしました。
薄熙来更迭のキーパーソンとして、温首相は王立軍事件発生後、周永康一派と激しく対立し、周永康の恨みを買いました。結果、周永康は温家宝一族に対し泥を塗り、デマを流すといった報復手段を取っています。今大会は引退前の最後の公の露出とあって、国際社会からも注目されています。
全人代の傅瑩(ふえい)報道官によると、第12期全人代会期は17日まで、13日間続きます。
今大会を最後に第4世代の指導者胡錦濤主席と温家宝首相が引退し、習近平総書記が国家主席、李克強副首相が首相に就きます。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2013/03/05/atext857611.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/工)