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裸の女性 パトカーの上で訴える

2013年03月26日

 

【新唐人2013年3月25日付ニュース】50代の女性が裸で車の上に立って、冤罪を訴える一幕が中国河南省洛陽市で見られました。情報によると、この女性は長年陳情を続けているものの、関連部門からたらいまわしにされ、最終的にこの手の抗議方法に出たとのことです。
 
ネット上にアップされた映像から見ると、大勢の警察と千人以上の民衆の目線を浴びながら、女性は裸で車の上に立ち、泣きながら訴えています。
 
女性の名前は孫愛雲。この後、警察によって車から引きずり降ろされると殴打され、連行されました。
 
新唐人記者
「彼女は警察に連行され、どこに監禁されていますか」
 
孫愛雲さんの母
「製粉工場の労働教養所に入れられているらしい」
 
洛陽市天津路派出所の職員に一連の質問をしたところ、事件の担当者が分からないので、質問には答えられないと示しました。
 
伝えられるところによると、孫さんの弟は洛陽市の共産党書記の甥子に刺されて死亡。加害者は懲役3年、執行猶予3年の判決を下されましたが、孫さんは不服とし、陳情を始めます。結果、闇刑務所で20年間虐待を受ける羽目になりました。この20年間、家族は彼女の居場所すら知らされず、さらには警察によって24時間監視されていたそうです。
 
「権利運動」サイト創設者 胡軍さん
「このような権利を守る事件はあまりに多いです。実際は中共の衣を剥ぎ取るのと同じで、司法体制の暗黒さがここまで来ているのです。習近平の言う所謂『法による治国』は、このように赤裸々にその姿を見せてくれています」
 
胡さんは、孫さんが労働教養処分または精神病院に入れられるのは間違いないと示します。
 
「権利運動」サイト創設者 胡軍さん
「真の罪の源は中共の邪悪な体制です。これは中国の悲劇です。今は訴える場所はありません。公権力が無限に膨張され、庶民から残酷な略奪を行っています」
 
また、中国共産党のこのような暴政独裁体制は庶民を暴力に駆り立て、最終的にはサダム・フセインやシリアの独裁者のように人民によって打ち倒される結末を迎えると示します。
 
新唐人テレビがお伝えしました。

(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/工)

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