【新唐人2013年4月1日付ニュース】3月31日、中国衛生部によると、上海と安徽省でH7N9型の鳥インフルエンザに感染した患者3人のうち2人が死亡。世界で初めての症例です。また、3月9日に発病し、現在治療中の安徽省の35歳の女性が、重篤な状態にあるとのことです。
中国衛生部が3月31日発表したところによると、上海と安徽省で初めてH7N9型の鳥インフルエンザの人への感染が確認された患者3人にのうち上海の患者2人が死亡。それぞれ、87歳の男性が3月4日、27歳の男性が3月10日に死亡しています。3人とも早期に発熱、咳などの呼吸器系の感染症状がみられ、症状が進むにつれ、重い肺炎や呼吸困難を訴えていたそうです。
記憶に新しい10年前のSARS蔓延。この突然やって来た新たな脅威について、上海市民は不安な思いを述べています。
上海住民 張東爾さん
「鳥インフルのニュースを聞いて、やっぱり驚いています。長い間この種のニュースを耳にしていないので、すでに2人亡くなったと聞いて、やっぱり心配です」
上海住民 劉魯傑さん
「さらに広がるのではないかとやっぱり不安を感じます。しかも今のところ、有効手段もなさそうだし、皆が知っているわけでもないし、皆が予防措置を取っているわけでもないので、やっぱり危険です。自分で注意するしかないし、政府の指導がほしいですね」
今のところ、患者3人の感染ルートは突き止められていません。これまでH7N9ウイルスは高い伝染性を表したこともなく、現在このウイルスに対するワクチンはないとのことです。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2013/04/01/atext872768.html (中国語)
(翻訳/赤平 編集/坂本 ナレーター/大口 映像編集/工)
鳥インフル,死亡