【新唐人2013年4月21日付ニュース】中国当局は18日夜、新たに5人のH7N9型鶏インフルエンザ感染が確認されたと発表しました。20日、また新たに4人の感染が確認され、感染者数は96人、うち18人がすでに死亡しています。感染が確認されたのは北京、上海、江蘇省、安徽省、河南省、湖南省です。また、河北省政府は、多くの都市で噂されているヒト間感染は偽情報であると伝えています。一方、北京では鳥の死骸があちらこちらで発見されています。
中国当局は18日にも、H7N9型鳥インフルエンザは、今のところ個別の発症例しかないとし、ヒト間感染の証拠は発見されていないと強調しています。
同時に、河北省の多くの都市でH7N9型のヒト間感染が発見されたという噂は、全くのデマであるとし、同省ではH7N9型の早期警報システムを構築しているため、一旦誰かが発病すると速やかに発見できると伝えています。
河北省の邯鄲(かんたん)市衛生局は16日、現地でH7N9型と噂されている感染児童は、実はH1N1型であり、H7N9型ではないと強調しています。(写真 河北H1N1)
しかし「大紀元」が入手した情報によると、石家庄の13歳の男児が重度の肺炎に罹り、集中治療室で治療を受けていましたが、病院側がH7N9型ウィルスの検査を行うことに同意しなかったそうです。このように病院側がH7N9型ウィルスの検査を行わないといったニュースがミニブログ上にもたくさん書き込まれています。
不透明な情報は、ますます市民の不安を招いています。北京市では最近、街頭にたくさんの鳥の死骸が現れています。市民らは鳥の死骸を発見したら手を触れず、その写真をネット上に掲載し、原因を求めるよう互いに促しています。
当局は、鳥の死骸に対する検査の結果、H7N9型ウィルスは発見されなかったと伝えています。ただし事実かどうかについては、市民らは疑念を抱いています。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2013/04/19/atext883170.html(中国語)
(翻訳/赤平 編集/坂本 ナレーター/村上 映像編集/工)
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