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腎結石(一)―自己チェックで早期発見早期治療

2010年09月07日

腎結石といえば、誰もが耳にしたことのある身近な病気だ。字が示すとおり、石ができること。もちろん、道ばたに転がっているような石が体に入ってしまうのではなく、日々食しているものが蓄積して固まったものである。腎結石の原因として、最も一般的なのがシュウ酸とカルシウムが結びついてできたシュウ酸カルシウムだ。したがって、シュウ酸を多く含む食べ物、例えばほうれん草やじゃが芋、ナスなどは食べすぎに要注意だ。

予防法は当然、シュウ酸を含む食べ物の取りすぎを控えることだが、では実際になってしまったら?悪化する前の早めに発見したいけれども、病院の検査による早期発見はなかなか難しい。というのも、はっきりとした自覚症状がなければわざわざ病院まで足を伸ばす気にもならないだろうし、石が小さい場合レントゲンには写らないかもしれないからだ。
 
そこでお勧めしたいのが簡単な自己チェックだ。まずは両手を腎臓のある腰骨の上のあたりにあてて押してみる。膀胱に続くようなジンジンとした痛みを感じた場合は要注意だ。この時は軽く握りこぶしを作って、腎臓の周りを叩いてみるとよい。もしも鋭く刺すような痛みを感じたら、石がある恐れがある。また、尿の色や混濁具合、泡の有無など状態を確かめることも有効だ。
 
具体的な治療法などについては次回ご紹介します。どうぞお楽しみに。

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