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中国富裕層の意識変化「資産保護」

2013年05月11日

 

【新唐人2013年5月11日付ニュース】アメリカのコンサルティング会社ベイン・アンド・カンパニーが発表した報告書によると、中国の富裕層は依然として海外移住と海外投資を望むものの、資産を増やすことから資産を守ることへと意識変化しているそうです。

 

ウォールストリートジャーナル中国語サイトが5月8日に発表した「2013年中国個人資産報告」によると、中国の富裕層にとって、海外移住と海外投資は防衛措置の一つになり、彼らはリスクを分散させる方法を探っていると指摘しています。

 

今年の調査で明らかになった最大の変化は、中国の富裕層が“資産の保護”を主な目標にしていることです。2年前までは、“資産を増やす”ことが主な目標でした。

 

報告書は、これは大きな変化であると強調しています。

 

5月7日、中国青年報が“ますます若年化する中国移民”という文章を掲載。海外移住の為に車や不動産を売却し、ニュージーランドで果物を売り始めた1980年代生まれのホワイトカラーのことを報じました。

 

近年、一般民衆の海外移住の願望も日に日に強くなっています。移民専門家の張躍輝(ちょうやっき)さんは、現下の一般庶民の移民願望のほうがもっと強烈であるものの、資金がないから実現できないだけだと示します。

 

調査結果が示すところによると、教育の品質、環境汚染、社会問題なども、中国人が国を後にする原因の一部です。また、資産を守ろうとする富裕層の意識変化も、中国の社会現状の写しなのでしょう。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

 

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2013/05/10/atext895056.html   (中国語)

(翻訳/坂本 ナレーター/大口 映像編集/工)

 

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