【新唐人2013年6月9日付ニュース】アメリカのオバマ大統領と習近平主席の初めての首脳会談が日本時間8日9時からカリフォルニア州で始まりました。経済問題に重点は置かれていないものの、米中双方の投資およびサイバー攻撃などの問題にも触れるとみられます。この領域において、米国の国会議員や学者も存在する問題に不安を感じているようです。
米国上院議員 Sherrod brown氏
「15年前に米国会が中国に最恵国待遇を与えた時、中国は国有企業の制限を保証しました。不幸なことに多くの議員がこれを信じました」
オバマ大統領と習主席の会談の際、米国国会議員は中国が多くの方面においてWTO(世界貿易機関)の規定を遵守せず、アメリカの経済と雇用が長期にわたり損失を受けたことについて指摘しました。専門家や学者も、米中の経済貿易関係がここ10年悪化し続けていることを指摘しています。
前米国商務省部長補佐 パトリック・マロイ氏
「我々は協力し合うことが出来ますが、中国は為替レート操作や知的財産権の窃盗をやめなければなりません。さもなければ両国関係が前向きに発展することは不可能です」
先日、前中国大使ジョン・ミード・ハンツマン氏率いる米国知的財産権窃盗問題委員会が発表した報告では、知的財産権の窃盗行為は、アメリカに毎年3千億ドルの損失を与えており、その行為のほとんどが中国からであると指摘。この数字はアメリカの国民を驚愕させました。この問題も今回の会談で討論される重要な議題の一つであると考えられます。
前米国商務省部長補佐 パトリック・マロイ氏
「私は中国の人々が好きです。彼らは苦しい200年を過ごし、国家の再建を望んでいます。これはいいことです。しかし我が国を壊した上に建ててはなりません」
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2013/06/08/atext911263.html (中国語)
(翻訳/赤平 編集/坂本 ナレーター/大口 映像編集/工)