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強制堕胎で妊婦に精神疾患

2013年08月09日

【新唐人2013年8月9日付ニュース】中国湖南省の妊婦が強制堕胎させられたあと、精神に異常が現れました。このため、妊婦の夫が1年以上陳情を続けているものの、地元政府は精神病と強制堕胎の関係性は証明できないとの考えを示しました。この事件は中国でも広く注目され、中国の一人っ子政策を非難。評論家は、一人っ子政策による強制堕胎は殺人であると指摘しています。

 

中国メディア8月5日の報道によると、2011年11月1日午後、妊娠7か月の龔起鳳(きょう きほう)さんが、湖南省漣源(れんげん)市の病院で中絶薬を注射され、30時間以上激しい痛みに苦しんだ後、胎児を死産しました。

 

龔さんの夫・呉勇元さん

「清掃の女性の話では、4〜5人の幹部が妻を押さえ付け、腹部に中絶薬を注射していたそうです。私たち夫婦は泣き崩れました。医者に理由を尋ねると、『仕方がない、堕ろすしかない』と、35時間もかかって流産させられたのです」

 

夫の呉さんによると、妻の龔さんは強制堕胎の1か月後、人を噛むなどの異常な行動が見られるようになり、今年6月に精神分裂症と診断されました。

 

呉勇元さん

「2〜3年前は睦まじい家庭だったのに、こんなことが起きてからは、怒りっぽくなり、行動もおかしくなり、外出できなくなりました。6月14日、市の博大鑑定所で、妻は幻覚妄想状態に当てはまると鑑定されました」

 

ここ1年、陳情し続けているものの、問題は解決しないままだと、呉さんは話します。

 

政治評論家の唐靖元(とうせいげん)氏は、これは中国共産党の政策による産物であると示します。共産党は暴力による革命、無神論やネオダーウィニズムを宣伝し、生命をただのタンパク質の合成物と見なしているため、生命に対し、極度の軽視や残忍さを現していると指摘しています。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

 

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2013/08/06/atext944759.html (中国語)

(翻訳/赤平 編集/坂本 ナレーター/萩野 映像編集/工)

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