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福建 強制土地収用で4歳児轢死

2013年08月31日

【新唐人2013年08月31日付ニュース】8月28日午前、中国福建省漳浦県(しょうふ-けん)の村で、強制的に土地収用を進めていたブルドーザーが4歳の女の子をひき殺しました。地元村民によると、事件発生後開発業者は“女の子より、土地収用の方が大事だ”と言い放ったそうです。

 

犠牲になった女の子の親戚・洪徳環さんによると、28日午前10時過ぎ、漳州市(しょうしゅうし)古雷開発区の業者が強制的にブルドーザーで洪さんの兄の家の土地を埋め立て始めたそうです。他の家族はみな外出中だった為、洪さんの義理の姉が1歳と4歳の孫を連れて強制土地収用を阻止しようとしました。しかし、作業員らは3人の命を無視し工事を続け、女の子をひき殺したとのことです。

 

 

被害女児の祖父の弟 洪徳環さん

「土地の賠償金もまだで、面積もまだ測っていないのに、土地を道路にするためブルドーザーが作業を始めました。義理の姉が阻止しました。子供を連れていましたが、その子供をひき殺しました。子供は轢かれ、全身血だらけになり、頭部は割れてしまいました」

 

事件発生後、ブルドーザーの運転手は現場から姿を消しました。地元警察は運転手の身柄を拘束したと言っているものの、洪さんは疑問視しています。

 

事故発生後、誰も手を貸す人がいなかったため、女の子の祖母は血だらけの孫を抱いて病院に駆けつけたものの、病院で死亡が確認されました。悲報を聞いた女の子の母親も気を失い、病院に運ばれたそうです。28日午後、地元村民およそ1000人が地元政府に抗議し、開発業者との話し合いを求めました。

 

被害女児の祖父の兄弟 洪徳環さん

「政府の支持がなければ、開発業者が工事を始めることはできません。強制的に作業を始め、強制的にひき殺しました。今 開発業者を匿い、業者は未だに影もありません」

 

29日、地元警察当局はミニブログ(微博)に、これは不意の事故であるとの文章を掲載しましたが、ネットユーザーらの砲撃に遭っています。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

 

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2013/08/29/atext958060.html  (中国語)

(翻訳/坂本 ナレーター/大口 映像編集/工)

 

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