【新唐人2013年09月10日付ニュース】2020年オリンピック開催地が東京に決まりました。この情報が発表される前、中国国営メディアは”イスタンブールが2020年夏季オリンピック主催権を獲得した”との誤報を流しました。
9月8日午前3時10分、中国の政府系メディアは国際オリンピック委員会IOCに先駆け、速報を流しました。うち、新華社は“イスタンブールが勝利”、中央テレビ局は“東京が敗退した”と発表しました。
河北人民ラジオ局元編集者 朱欣欣さん
「特に政府系主要メディアは政治権力をめぐり、報道の方向にするため、先を争うこの様な行為が現れやすいのです。だから観察と報道が大きく偏るのです」
午前4時、第125次IOC総会が正式に“東京が夏季オリンピック主催権を獲得した”と発表。中国のネットユーザーはやっと新華社と中央テレビ局の報道が誤報だったことが分かりました。ネット上にはユーザーらの皮肉の声が書き込まれています。
“事実でない情報を先に発表するのは、計画的なデマではないのか?”
“この2社がデマを1つ流したくらいで、何が悪い?この筋のプロとして数十年してきたことだし”
河北人民ラジオ局元編集者 朱欣欣さん:
「中国には諺があります。『帯留め盗めば死刑、国を盗めば諸侯』。 実際この独裁体制下において、所謂『デマ』を流す者を捉えるのは、大泥棒がコソ泥を捕まえるような荒唐無稽なことです。中国の大きなデマの根源は全て中南海にあります」
アカウント名を“長沙(ちょうさ)晩報副編集長”としているネットユーザーは、“「新華社」の誤報のおかげで全国の新聞がその害に苦しんでいる。「長沙晩報」は数十万部を緊急回収し改版、再印刷。巨大な損失を受けた”と不満を漏らしています。また、ニュースの提供元として、「新華社」は顧客に反省の意を伝えるべきであると指摘しています。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2013/09/09/atext963723.html (中国語)
(翻訳/赤平 編集/坂本 ナレーター/佐藤 映像編集/工)