【新唐人2013年09月23日付ニュース】22日、薄煕来被告に対する判決公判が行われ、無期懲役が言い渡されました。一方、薄煕来事件の被害者で残酷な拷問による尋問を受けた武漢の商人・徐崇陽さんによると、北京にいる薄熙来の親戚から薄煕来のことを公に漏らさないよう警告を受けたそうです。さらに、”習近平と胡錦濤は失脚する””薄家は倒れない”と脅迫していたことをも公表しました。
裁判官
「分かるだろう。俺は制服を着ると裁判官、制服を脱ぐとごろつきだ。書かないのか…。胡錦濤に告発するのか?外交部に行くのか?歩いて入ってきたお前を死体にして出してやろうか!」
薄煕来裁判の判決が下される前夜、武漢にいる徐崇陽さんはSOSのショートメールを発信しました。今年2月に裸にされ殴打、拷問を受けている映像を公表してから、北京にいる薄煕来の親戚から何度も伝言が届き、薄熙来を提訴しないよう脅迫していたそうです。
武漢の商人 徐崇陽さん
「伝言を通して、薄熙来家は根強く、弁護士事務所もあり、奥深い背景を持っていると言ってきました。また胡錦濤や習近平は失脚すると言いました」
徐さんは重慶朝天門埠頭での死亡事件に対し、薄熙来が刑事責任を負うべきだと批判したことで、災禍を招きました。2011年4月25日に突然秘密裏に拘束され、19か月の不法な判決を下されました。その間、徐さんは周永康の腹心で、北京市公安局長の傅政華(ふ せいか)の指示で、3つの身分、つまり、令計画の密使だったこと、法輪功湖北地区の責任者だったこと、および米国スパイであることを認めるよう強要されました。
武漢の商人 徐崇陽さん
「私は法輪功を信仰していませんが、裁判所で裁判官らが悪い事(法輪功迫害)をしているのを目にしました。共産党の上着を身に着け、やることはまるで匪賊です。私の話は真実ですが、法輪功の境遇を同情したことで、法輪功の責任者にされるとは、思いもよらなかった事です」
罪を認めなかった徐さんは、ひどい拷問を受け後遺症が残ったため、薄煕来裁判の証人として出廷したいと申し出ました。
武漢の商人 徐崇陽さん
「薄煕来はすぐに銃殺刑にされるべきです。私は薄煕来事件の被害者で、今は、歩くことも困難です。杖を持っても・・・。私は立件し、私に酷刑を科した人を法律で裁きます」
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2013/09/22/atext970968.html (中国語)
(翻訳/赤平 編集/坂本 ナレーター/大口 映像編集/工)