【新唐人2013年10月9日付ニュース】習近平国家主席がインドネシアで開かれたアジア太平洋経済協力会議(APEC)に出席した際、香港の梁振英行政長官と会談を行いました。習主席は“政治体制改革に関する事は香港基本法および人民代表大会常務委員会の規定に基づかねばならない”と強調し、“香港は法治社会であり、特区政府と全社会は法に基づいて事を行わねばならない”と述べました。しかし、党機関紙“新華社”は報道の際、この部分を削除しました。
習主席は6日午前、梁振英行政長官と40分間の会談を行いましたが、メディアに開放した時間はわずか1分でした。記者会見の際、梁振英長官が“政治体制改革はかならず香港基本法と人民代表大会常務委員会の規定に基づかねばならない”との習主席の言葉を伝えました。しかし、新華社の報道は政治改革に関する部分を削除しました。この事からアナリストは、香港の情勢が非常に敏感であると分析します。
中新社元記者 高瑜さん
「敏感なのは当然です。国内ではネット上で、ネットユーザーの間で不必要な議論が巻き起こるのを恐れ、恥隠しのベールまで捨て、政治改革も捨てました。彼の所謂政治改革と何も変えないことです」
情報によると、梁振英行政長官の執政に対し不満を持っている習主席は、会談のときも相手を直視することはなかったそうです。香港のジャーナリストは、これは習主席が梁長官を快く思っていない表れだと述べます。
香港のメディア関係者 鄭経翰さん
「(習の)梁に対する態度があまり良くありません。普通は梁の執政を支持するとか言うと思いますが、支持も励ましも何もなかったのです。彼は全く梁を支持していないのです」
報道によると、梁振英行政長官は江沢民派が選定した共産党の地下党員だそうです。梁長官は就任後、香港の法輪功学習者に対して抑圧を行い、国民教育の名の下で洗脳教育を推進し、香港では市民の不満が噴出しています。梁長官の執政を快く思っていない習近平主席は、何度も梁長官との会見を避けてきたそうです。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2013/10/08/atext980063.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/工)