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中国 李剛事件で新たな動き――弁護士が契約解除に

2010年11月11日

【新唐人2010年11月12日付ニュース】警官の息子が死傷者の出る交通事故を起こした挙句、暴言を放った事件が先日中国で発生。被害者の弁護を無料で引き受けた張凱弁護士は、被害者家族から契約を打ち切られました。これについて張弁護士は、家族が各方面から圧力を受けたためだろうと話します。

北京の張凱弁護士によると、11月5日の午後、事故の被害者の父親から「もうこの件は解決したが、詳しくはいえない」という内容の電話を受けました。30分後、張弁護士は事務所で、契約解除の通知を受け取りました。
 
11月8日、張弁護士は「ボイス・オブ・アメリカ」の取材に対し、被害者家族は各方面から強い圧力を受けたのではないかと語りました。
 
報道によると、最近、河北省の中央宣伝部の会議で、ある官僚がはっきりと加害者の父親の保護を表明したほか、河北省の省長もこの件の司法調査の禁止を、直接命じました。
 
加害者をかばう、政府のあからさまな態度は、互いに結託する犯罪集団である点を浮き彫りにしたとの指摘が出ました。
 
陝西テレビ局元編集者 馬暁明
「加害者は人をひき殺しても、態度が横暴でした。事故を起こし、飲酒運転をした挙句“俺の父は李剛だ”これはつまり、“自分には強力な後ろ盾がいる。だから怖くない。俺を訴えられないはずだ”そういう意味です」
 
10月16日の夜、河北メディア学院の学生、
李啟銘容疑者が河北大学のキャンパスで女子大生2名をひいて、うち1名が死亡。被害者らをひいた後、車から下りた容疑者は「俺の父は李剛だぞ、訴えられるなら訴えてみろ」と言い放ちました。李剛氏は、地元警察の副局長です。
 
新唐人テレビがお伝えしました。
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