【新唐人2010年11月17日付ニュース】世界自然保護基金WWFが11月15日発表した報告書によると、中国は経済発展のために生態環境を著しく破壊しています。引き続き国民の生活レベルを上げるには、二酸化炭素の排出と都市化の問題の解決が鍵になると指摘しました。
WWFは「中国生態の足跡」と題した報告書の中で、全世界が中国人と同じレベルで資源を消費し、二酸化炭素を排出した場合、1.2個の地球が必要になると指摘。中国が排出する二酸化炭素の量は世界の受け入れ能力の2割を占めます。
WWFのジェームズ・リープ事務局長は、中国が未来を犠牲にすることなく発展を続けるには、生態系への理解を高めることが鍵になると表明。
中国はまだ発展途上国ですが、世界の持続可能の発展の限界を超えています。中国が今消費している資源は、生態環境の受け入れ能力の2倍。
発展を続けるには生態環境への負荷を減らさなければなりません。
また、二酸化炭素排出量、都市化、個人の生活レベルが中国の生態系に影響する要因だと指摘します。中国が持続可能な発展を続けるには、経済発展と共に生態系の保護が必要不可欠になります。というのも、それは経済と社会システムの基礎で、生態系にも影響を及ぼすからです。
新唐人テレビがお送りしました。
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