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「国家安全委員会」新設 中共執政の危機

2013年11月16日

【新唐人2013年11月16日付ニュース】12日、世界中から注目された中国共産党の重要会議“三中全会”が閉幕しました。中国当局は社会統制の強化に向け“国家安全委員会”と“改革の深化指導チーム”の二つの最高権力機構を新設すると発表し、国内外で議論を呼んでいます。

 

12日午後、4日間の第18期三中全会が閉幕しました。中国当局が真っ先に公表したのは国家安全委員会の新設でした。

 

中国ネット作家 劉逸明さん

「中共はすでに政治局、政治局常務委員会があるのに、なぜまた国家安全委員会を設立するのか?中共が政権に対し、自信がない現れです」

 

中国「権利運動」責任者 胡軍さん

「ここからわかるのは、習近平は武装警察、裁判所、全ての道具を信用していないのです。自信を喪失しているのです」

 

アナリストも国家安全委員会の設立は、中国共産党内部で熾烈な戦いが繰り広げられていることを物語っていると指摘します。

 

情報によると、習近平国家主席自らが国家主席委員会を率いて、外交、軍隊、情報部門、香港マカオ台湾問題の指揮権を全て握るとのことです。これに対し、国家安全委員会は旧ソ連の国家保安委員会KGB同様、赤色恐怖を実施するのではないかと案じる声も聞かれます。

 

旧ソ連のKGBはソビエトが対外、対内的に浸透し、暗殺や破壊活動を行う組織で、異なる政見を持つ同胞に対して迫害を行なう道具でもありました。また、KGBのいかなる行為も法律の制約を受けず、悪名高き旧ソ連の象徴となっています。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2013/11/12/atext1002392.html  (中国語)

(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/工)

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