【新唐人2013年11月22日付ニュース】22日午前、中国山東省青島市黄島区で発生した大規模爆発事故で少なくとも35人が死亡し、166人が負傷し、治療を受けている。
午前3時頃、青島市黄島区中国石油化学集団(シノペック)の石油パイプが破裂する事故が発生し、亀裂から石油が漏れ出した。午前10時頃、復旧作業の過程で何らかの原因で引火し、爆発が起きた。
事故現場
事故現場
事故現場
目撃者によると、爆発事故発生後、路上バスが横転し、3〜4人が死亡したという。
地元住民が新唐人に提供した情報によると、爆発当時、大きな轟音が鳴り響いていたという。
地元住民
「ここは現場から遠くありません。ゲームをしていたら、突然外から車の事故のような衝突音が聞こえてきました。そしてネットの接続が切れ、水道も止まりました。携帯電話も繋がらず、11時半頃になってやっとつながりました。焼き焦げたにおいがこの辺でもしています。そとではサイレンの音が鳴り響き、再度爆発したら怖いので、近くには見にも行けません」
「多分死傷者が少なくないと思います。友人から聞きましたが、道路が完全にめくり上がっています。パイプが爆発したのか化学工場が爆発したのかわかりません。以前にも爆発がありました。石油精錬工場、化学工場でも爆発が起きた事があります」
別の住民によると、爆発発生後、市内の3つの病院が負傷者を受け入れているという。
午後1時20分、新唐人記者が青島付属病院黄島分院に状況を問い合わせたところ、“午前9時過ぎから負傷者を受け入れ始め、今でも続いている。少なくとも60〜70人が運ばれてきた。具体的な人数は分からないが、死亡者数の統計はまだ出ていない”という。
地元青島テレビ局の報道では、現場となった化学工場の正門前には爆発で大きな溝ができ、大型トラックとショベルカーが転落し、溝の中で2人の死亡が確認されている。目撃者によると、爆発によって路線バスも横転した。
死傷者の状況と事故原因については、まだ調査が続いている。
(翻訳/坂本)