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浙江省城管 村民にガソリンをかけ重傷

2013年11月27日

【新唐人2013年11月27日付ニュース】浙江省温州瑞安市で先日、都市管理職員の城管が村民にガソリンをかけ、重度のやけどを負わせた事件が発生しました。村民が現在、病院で治療を受けていますが、まだ危険な状態が続いています。

 

22日午前10時頃、瑞安市塘下鎮の城管隊がいわゆる公務執行の際、新居村のペットボトル洗浄工房で村民・陳健富さんにガソリンをかけ、火をつけました。「中国ジャスミン革命」サイトの報道によると、城管隊は火をつけた後、助けるどころか、現場から逃げ出したそうです。一方、火をつけられた陳さんは火を消すために、汚水溝に飛び込みました。

 

23日、地元鎮政府は公式ミニブログ上において、「村民が自分でガソリンをかぶり、違法建築の取り壊しを阻止しようとした結果、自身と警備員二人にやけどを負わせた」と発表しています。

 

しかし、村の共産党委員会の匿名希望の幹部は、ガソリンは確かに城管隊が村民にかけたと証言しています。

 

浙江省温州瑞安市新居村委員会幹部

「ええ、確かにありました。村民はまだ病院です」

 

この村幹部によると、当日20〜30人の城管隊が村に入り、事件当時、地元塘下鎮の副町長も現場にいたそうです。

 

浙江省温州瑞安市新居村委員会幹部

「真実を話しましょう。一部村民は知っていても、話す勇気がありません。『城管隊がやったと言ったら、我々は大変なことになるから』と、皆 怖がっています」

 

25日、新唐人記者が何度も地元城管隊に電話をかけたものの、つながりませんでした。

 

被害者の娘はミニブログ(微博)でこう述べています。「すでに4日目。父はまだ危険な状態から脱出できていない。今、全ての状況が政府に握られ、コントロールされている。どこで立案したのかさえ封じられている」

 

また、ネットユーザーらが書き込んだ事件に関する情報はすでに削除されています。中国の大手ポータルサイトはいずれも地元政府の言い分を伝えています。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2013/11/25/atext1011628.html (中国語)

(翻訳/坂本 ナレーター/大口 映像編集/工)

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