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北朝鮮 砲撃の狙いとは――専門家が鋭く分析

2010年11月25日

【新唐人2010年11月25日付ニュース】北朝鮮の韓国への砲撃について、新唐人テレビの評論家、横河氏に、原因などを語ってもらいました。

新唐人テレビ評論家 横河氏
「北朝鮮は突如韓国に砲撃しました。事件が証明したのは、北朝鮮は外国への侵略と攻撃を強めている点です。ただこれと50年前金日成が韓国に攻撃を仕掛けた頃とは違います。当時の狙いは韓国の統一でした。朝鮮半島の統一です。でも今は統治者の一番の関心事は金王朝の維持です。だから外国への攻撃はすべて国内の矛盾から注意をそらすためとある人物のためにイメージを作って、権威を築くためです。今の状況から見ると、いくつかの可能性があります。金正恩を後継者にしましたが、韓国哨戒艦沈没事件は金正恩の権威樹立のためといわれます。しかし国際社会は事件の後、十分な圧力を北朝鮮にかけませんでした。そこで北朝鮮は必要時には、もっと危険な行動をとるようになります。だからこれら一連のことは金正恩の後継体制固めと関係あるでしょう。今回の砲撃に対して、国際社会はみな非難しましたが、中国の反応は特別なものでした。関心を示しただけです。米国が六者協議の再開を求める中、事件が起きましたが、少なくとも中国共産党は直接挑発行為をしていなくても、楽観的なはずです。六者協議で自分のカードが増えると、存在感も増すからです。もちろん長い目で見れば、金王朝は中共の支持がなければ、一日たりとも持ちません。経済面、政治面ともに。このような政権は一旦危機に直面すると、世界に向けて威嚇します。世界へ侵略の態度を示します。国際社会が認識すべき点はこのような“ならず者国家”は、アメで対話に戻して問題を解決するのは無理です。この点、国際社会もはっきり認識すべきです。北朝鮮、このような共産国家を常識や通常の方法で対話の戻すのは無理です。たとえ対話に戻しても、北朝鮮はいかなる協定も守らないでしょう」
 
上のリンクをクリックすると、このニュースの中国語が見られます。

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