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【禁聞】「中国人は世界一物質主義」

2013年12月30日

【新唐人2013年12月30日付ニュース】フランスの市場調査会社イプソスが発表したGlobal Attitudes on Materialism(物質主義に対する世界的な姿勢)、Finances and Family(財源と家族)のレポートによると、調査が行われた20か国1万6000人のうち、物質に対する執着の度合いが最も高いのは中国人で、他の国に比べてはるかに高いそうです。

 

フランスの市場調査会社イプソス(Ipsos)が市場調査の結果を発表しました。うち、「金銭で成功を判断する」と答えた回答者は中国が一番多く、71%が「自分の持っているものにより、自分の成功度合を計る」という考え方に賛同しているそうです。

 

一方、アメリカや日本、カナダでは80%の人々が物質と成功をイコールにする考え方に反対しています。スウェーデンでは、93%以上がこの様な考え方に反対しています。

 

イプソスの調査によると、自分は“成功と金銭の二重の圧力下にある”と考えている中国人は68%、世界平均の22%よりもはるかに高く、トップとなりました。

 

河北省人民ラジオ局元編集者 朱欣欣氏

「これは現実の現れです。中国社会は独裁体制が原因で、巨大な社会分配の不公平を作り出し、貧富の差が大きく、金持ちや特権階層は多くの富を蓄え、蓄財に夢中です」

 

1980年代、中国の元指導者・鄧小平の“富める者からまず富めよ”のスローガンは、中国共産党の指導者及びその家族の蓄財に拍車をかけました。

 

江沢民の時代になると、政治上の支持を獲得するため、江沢民は官僚の腐敗をさらに放任。江沢民、曾慶紅、周永康の三大ファミリーは先頭に立って腐敗汚職、不道徳行為を行い、民衆を抑圧しています。

 

河北省人民ラジオ局元編集者 朱欣欣氏

「中国のこの改革はまったく不完全な改革で、経済上において、自由な空間を開いただけです。人々の注意力を経済に集中させ、人々の能力は金もうけや生活の面のみで発揮でき、文化や政治においては、才能を発揮できるより大きな自由空間がないのです」

 

河北省人民ラジオ局元編集者・朱欣欣さんは、中国人のその他の領域における能力は中国共産党に制御され、金銭にだけ気を取られていると指摘します。また、無神論の洗脳を受け、人々の信仰心が失われたため、善悪には報いがあるという事を信じなくなったと述べます。

 

河北省人民ラジオ局元編集者 朱欣欣氏

「(中共の洗脳で)中国人は人間を評価するにあたって、一人の成功または価値を現実の中で得た名声や利益で判断します。その結果、中国人は功と利益を得ようと焦り、金銭や財産に押し流され、金銭に左右されるのです」

 

8月中旬、アメリカの華人団体の「百人委員会」がアンケート調査を行いました。それによると、最も必要なものとしてアメリカ人は「幸福な家庭」を選んだのに対し、中国人が望んだのは「もっと金持ちになる」ことでした。

 

また、中国人の結婚観に関するある調査では、52%の女性が「住居の所有が結婚の必要条件である」と考えていることが明らかになりました。

 

山東大学元教授・孫文広さんは、中国共産党は60数年来の統治を通して、普遍的な価値観を排斥し、道徳観念を破壊したため、中国社会は金銭至上主義になってしまったと指摘します。

 

山東大学元教授 孫文広氏

「人々は物質生活をより重んじるようになり、精神生活を重視しなくなるのです。中共は当初はいわゆる、美しい社会主義社会を追求していましたが、今 目にしているように、中共の言うことと取る行動は全く別なのです」

 

イプソスはまた、世界各国の国と個人の見通しに対する見方も調査しました。個人の未来に対する楽観的な見方において、中国人の順位は世界の平均よりも低いことが明らかになりました。

 

山東大学元教授 孫文広氏

「これは明らかです。それは過去数十年、多くの正直な人々が迫害され、真理を堅持した人々が投獄されているからです。今なお多くの人々が監獄の中にいます。このような国では人々は自然と不安を覚えるのです。前途がないからです。反抗すれば投獄され、反抗しないで耐えるのも納得がいかないのです」

 

イプソスによると、今回アンケートに答えた中国人は、学歴、収入、インターネットの使用レベルにおいて、先進国の人々と同レベルの主流社会の人々だそうです。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

 

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2013/12/24/atext1029708.html(中国語)

(翻訳/赤平 ナレーター/村上 映像編集/工)

 

 

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