【新唐人2014年3月31日付ニュース】現在、中国でうつ病患者が増え続けています。カナダの学者、マイケル・フィリップス氏が2009年に発表した報告書によると、大陸のうつ病患者はすでに9000万人に達しました。ストレスが原因といわれる病気ですが、これについて市民は「今の制度の下では当然だ」と嘆きます。
カナダ大学の学者、マイケル・フィリップス氏は2009年、医学雑誌「ランセット」で、中国でうつ病の発生率は6.1パーセント、つまり患者は9000万人に達すると指摘しました。
広州市精神科医師
「患者は多く、中年が多めです。30歳、16歳など、仕事や勉強のストレス、社会環境とも関係があります」
「北京心理危機研究と関与センター」によると、中国では毎年、28万7千人が自殺で亡くなっており、そのうち63パーセントが精神障害があり、40パーセントがうつ病でした。
広州市精神科医師
「うつ病が悪化すれば、自殺に至ります。他の症状は不眠、抑うつ、焦り、強迫症などです。軽度は治療しやすいですが、重度だと情緒不安定で、治療に協力的でありません。閉鎖的治療は非人道的です」
報道によると、薬物治療を受けているうつ病患者は10パーセント未満で、貧困層の発病率が高くなっています。これについてネットユーザーは、一党独裁の大陸では、市民は安心して暮らせずストレスがたまる一方だと述べます。
安徽省ネットユーザー 李さん
「ストレスが大きく、信仰もない大陸で、いい暮らしをするのは、汚職官僚と権力者と結託する悪徳商人で、彼らはうつ病になりません」
うつ病の典型的な症状は、気持ちが沈み、思考が遅くなり、言葉や動作が減るなどです。WHOによると、うつ病はすでに中国の2大病の1つになっています。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/03/30/atext1091715.html(中国語)
(翻訳/河合 ナレーター/村上 映像編集/工)