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李登輝元総統「台中は大魚が小魚を食べる関係」

2014年07月29日

【新唐人2014年7月29日】台湾の李登輝元総統は先日、BBC中国語サイトの取材を受け、台中関係などを語りました。

 

28日、BBCの報道によると、李登輝元総統は、中国と台湾はもはや「特殊な国と国の関係」ではなく「大魚が小魚を食べる関係」になったと述べました。自由貿易協定に相当する「両岸経済協力枠組協定」が締結されて以来、台湾は経済・貿易で中国に過度に依存するリスクが現れたと述べます。しかし、過度に依存すれば、台湾の貧富の格差は拡大し、社会が混乱するだろうと元総統は案じています。

 

一方、台湾当局がアジア太平洋経済協力会議(APEC)で習近平国家主席との首脳会談を望み、努力していますが、元総統は、まったく必要ないことだと述べました。

 

自殺を図った陳情者7人拘留

 

ところで、最近、江蘇省の陳情者7人が北京市にある共産主義青年団の機関誌「中国青年報」社前で自殺を図りました。事件は高い関心を浴びたため、当局は28日、事件に関係した官僚14人の処分を決めましたが、その一方、自殺を図った陳情者7人を「騒動挑発罪」で拘留処分にしました。

 

これが大陸メディアに報道されると、「当局は官僚には甘く、庶民には厳しい」といった世論の反発を買いました。あるネットユーザーは「庶民は命懸けで自分の権利を守ろうとしただけで、騒動挑発罪で拘留?農民から搾取しているボンクラ官僚は形式だけの軽い処分で済むなど、ひどすぎる。正義も何もない」と嘆きました。

 

融資詐欺被害者千人 集団抗議

 

また7月28日、河北省武安市で1000人近い詐欺被害者がデモを行い、命綱同様の大切なお金を取り戻せるよう支持してほしいと政府に訴えました。

 

サイト「中国ジャスミン革命」によると、デモ参加者は「命綱同然の金を返せ」あるいは「父母たる官僚は庶民に味方せよ」などの横断幕を掲げて行進し、武安市政府ビルに到着しました。そして、ひざまずいて泣きながら政府に支持を訴えました。

 

報道によると、河北省の「銀信集団」は、融資を持ちかけて、1万人近い人から十数億元をだまし取ったそうです。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/07/29/a1126303.html(中国語)

(翻訳/河合 ナレーター/村上 映像編集/李)

 

 

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