中共当局 ウイグル族学者に無期懲役
【新唐人2014年9月24日】新疆ウルムチ市中級裁判所は23日、「国家分裂罪」に問われていたウイグル族の学者、イリハム・トフティ氏に、無期懲役と全ての財産没取の判決を言い渡しました。
イリハム・トフティ氏の代理人、劉曉原(りゅうぎょうげん)弁護士によると、判決を聞いたイリハム氏が「不服だ!抗議する」と叫んだだけで、法廷から連れ出されました。
劉曉原弁護士
「無期懲役と全ての個人財産没収の判決を下されました。上訴するつもりです」
劉弁護士は、検察は中国共産党党員であるイリハム氏を国家分裂罪で起訴しているが、まったく事実と異なると考えています。
イリハム氏は2006年、ウェブサイト「ウイグル在線」を立ち上げ、ウイグル族の為に声を出していました。また、去年10月に起きた「天安門広場自動車突入事件」に対する北京当局の処理の仕方に対しても、批判しました。
北京の詩人 王藏さん
「イリハム氏に対する当局の重い判決を強く非難します。当局は全ての異見を消滅しようとしており、中国の民衆と世界に向け、中国は言論の自由も人権もない国であると宣言したのと同じです」
報道によると、イリハム氏はかつて、「学者の称号以外に、私が唯一呼ばれたい称号は『民族交流を促す使節と架け橋』である」と述べたことがあります。
北京の詩人 王藏さん
「イリハム教授が試みたウイグル族と漢族の交流、そして民族和解の道が全部閉ざされました。将来目にするのはさらなる社会危機で、これは当局によるものです。今回の重い判決で、当局の滅亡が早まるだけです」
ウイグル族のイリハム・トフティ氏は中央民族大学の教授で、今年1月に北京の自宅で警察に拘束され、7月に国家分裂罪で起訴されました。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/09/23/a1140563.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/大口 映像編集/李)