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中国国宝「カワイルカ」が絶滅の危機

2012年04月22日

【新唐人日本2012年4月23日付ニュース】中国第二の淡水湖・洞庭湖の生態環境が悪化を続け、最近、たて続けに12頭のカワイルカが死亡。カワイルカの数はパンダよりも少なく、洞庭湖に生息する数は100頭未満にまで減少し、絶滅が危惧されています。

3月3日から4月15日まで、湖南省に位置する洞庭湖で、12頭のカワイルカがたて続けに死亡。うち、9頭は1週間の内に死亡。

中国メディアの報道によると、死亡したカワイルカの共通点は、“消化器内に食物が全く入っていない”点です。初歩的な分析では、伝染病、中毒、または餓死が疑われているそうです。

長年中国の環境問題に注目してきた作家・鄭義さんは、カワイルカの大量死は生態環境の破壊に関係すると指摘。特に、三峡ダムによって、長江の生態環境が徹底的に破壊されたと述べます。

海外在住作家 鄭義さん
「カワイルカの大量死亡は明らかに三峡ダムと直接的な関係があります。ダムの建設によって下流の鄱陽湖や洞庭湖が深刻なダメージを受けています」

鄭さんによると、アメリカでは鮭の母川回帰を妨げないよう、最大のダムを取り壊しているそうです。一方、中国では環境破壊も顧みず、三峡ダムの建設を強行。一部の利益集団が暴利を貪るために、国や国民の利益を損なっていると指摘します。

海外在住作家 鄭義さん
「(中共は)利益のために人の死活も顧みず、国家や民族の未来も顧みません。これは知識云々の問題ではなく、利益の問題で制度の問題です」

カワイルカは中国の二級保護動物で、長江の中・下流の洞庭湖や鄱陽湖、および長江の主流に生息しています。

2006年のデータによると、長江のカワイルカの数は1200頭から1400頭。うち、およそ200頭が洞庭湖に生息。しかし今年1月の統計では、洞庭湖のカワイルカの数は85頭に減少。

専門家によると、今の状況が続くと、長江のカワイルカは15年以内に絶滅するそうです。三峡ダムが魚類の回帰や繁殖を妨げているため、一級保護動物のチョウザメも絶滅の危機に瀕し、現在は人工養殖されているそうです。

新唐人テレビがお伝えしました。

www.ntdtv.com/xtr/gb/2012/04/20/a689512.html. (中国語)



 

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