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韓国で中国産「人肉カプセル」摘発

2012年05月10日
【新唐人日本2012年5月11日付ニュース】近日、韓国で再度、中国東北部から密輸入された「人肉カプセル」が摘発されました。業者は、死産した胎児を切り砕いてから乾燥させ、その後、粉末状にしてカプセルに詰め込みます。「最高の滋養強壮剤」という触れ込みに対し、専門家は病原菌による汚染の可能性を指摘します。
 
韓国インチョン国際空港の税関実験室の分析の結果、カプセル入り粉末の99.7%以上が人間の遺伝子と一致し、スーパー細菌や微生物、ウィルスも検出されたそうです。
 
中山大学薬学院 黎星術教授
「嬰児がもし死産、あるいは母体の中で死亡していた場合、間違いなく、ウィルスや細菌が入っています。でないと、死なないはずですから、正常ではないのです。このような場合、カプセル製造に使われ、しかも厳しい細菌やウィルスの検査もしません。作られた製品は人体に疾病をもたらしたり、いずれも可能です」
 
韓国税官庁によると、中韓関係を考慮し、製造者などに関する具体的な情報の発表は控えているそうです。中国衛生省の鄧海華報道官は8日の記者会見で、中国には人肉カプセルは存在しないと強調しました。9日、記者の質問に対し、衛生省の職員は言葉を濁しました。
 
中国衛生省
「これはあの・・・一言二言では説明できません。とにかく、公式サイトにみなあります」
 
湖南省のある産婦人科医によると、中国の病院では確かに胎盤の売買が行われ、死産した胎児の処理にも規定はないそうです。
 
産婦人科医 唐さん
「胎盤を回収する人がいるので、病院も売ります。薬を作ったりします。みな病院の後勤部門が処理しています。死んだ胎児は病院の雑用係り、または外部の人を雇って処理します」
 
韓国関税庁は近日再度、中国から密輸入された人肉カプセルを押収。去年8月に始めて摘発して以来、合計35件、17,450錠の人肉カプセルを摘発したそうです。
 

 

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