【新唐人2013年7月15日付ニュース】Su-35は中共にとっては夢の戦闘機です。2012年から追い求めているものの、ずっと手に入れる事ができません。2012年 中共はSU-35 4機を購入し、研究しようとしましたが、ロシアは「48機なら売ってもいいが、技術の譲渡はしない」と言いました。さすがのロシアも中共のパクリに恐れを感じたのでした。
1992年 、ロシアが貧しいとき、中共はロシアと戦闘機SU-27の購入契約を結び、瀋陽飛行機公司で組み立てました。しかし、2004年に105機の組み立てが終わると、中共は突然契約を取り消しました。技術を手に入れたので、悪知恵を働き始めたのです。ロシアは中共のJ-11BはSU-27の模倣品であると見ています。中共は模倣だけでなく、さらにパキスタンと共に戦闘機を生産し、ロシアの海外武器市場を奪っています。
2013年3月 、習近平がロシアを訪問したとき、中共の中央TVはSu-35の購入契約を結んだと報道しましたが、ロシアメディアがすぐにこれを否定し、習近平はこのことに関わっておらず、枠組み協議を結んだだけだと報じました。どういう意味でしょうか?ロシアは中共に販売予定のSU-35を模倣できないように改造し、さもないと売らない考えです。ロシアも中共の東アジアでの軍事力が強すぎるのは見たくないのです。
6月、中共の「人民網」「環球時報」がまたほらを吹き始めました。今回はロシアメデイアの報道だとして、パリの航空展示会で中共がSU-35に興味を示し、100機の購入契約を結んだと報道したのでした。しかし、早速ネットユーザーに偽ニュースであると見抜かれました。ロシアメディアによると、契約など結んでいないとのことです。
6月28日、ロシアは「SU-35の輸出契約は結んでいない、但し、中国、独立国家共同体、東南アジア、ラテンアメリカなどは潜在的な顧客である」と言いました。不思議な事に中共は微博でのこの偽ニュースの討論を禁じています。中央宣伝部は偽ニュースをまるで本当のことのように全国の人民を騙しています。
中共が戦闘機Su-35の購入を急ぐ目的はエンジンとレーダーにあります。Su-35のレーダーは最良とはいえませんが、エンジンは素晴らしいものです。中共のこの焦りから軍事上の苦境が伺えます。
一. 中共の戦闘機J-20は中国産のエンジンで、品質がだめなので、量産はできません。中共が吹聴しているWS-15エンジンはまだ不安定なのです。
二.中共がウクライナから古い技術を購入する時代はもう終わりました。ウクライナも中共に売る技術をもう持っていません。ウクライナは旧ソ連軍事工業の重鎮でしたが、ソビエト崩壊後は軍事産業の発展をやめ、売れる物は全部売りました。中共の空母「遼寧」はまさにウクライナから発掘してきた中古品なのです。中共の今の軍事レベルの最高峰でも、ソビエト崩壊時を超えていません。
三.中共の空軍戦闘機は2020年になっても、米F-35に抵抗できるモデルを出せません。
中央宣伝部がSu-35購入のニュースをでっち上げても、外国人を騙す事はできません。国メディアはオープンだからです。騙せるのは中国人だけです。目的は何でしょうか?
1つは、国内の民族情緒を煽るためで、Su-35があると、日本やフィリピンのF-35と対抗する事ができるというのです。もう1つは、自分の軍事力の強大さを見せつけることで、国内の抑圧されている庶民を威嚇しているのです。
しかし、実際の状況は中共はアジアで孤立しており、味方はいません。中共は今、ロシアを買収して、演技を手伝わせようとしています。香港の軍事評論家によると、2005年以来、中ロ軍事演習のすべての費用を中共が負担していて、ロシア軍将兵の食費と出張費用なども含まれているそうです。はっきり言うと、中共の「軍事劇」は「安定維持」の劇を演じているのです。
本日のマイクロニュースはここまで。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2013/07/08/atext927345.html(中国語)
(翻訳/坂本 映像編集/工)