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劉暁波氏にノーベル平和賞――選考者が本音を語る

2010年10月08日

【新唐人2010年10月9日付ニュース】現地時間の10月8日午前11時、ノルウェーのノーベル委員会は、今年のノーベル平和賞を中国の民主活動家で、現在とらわれの身の劉暁波さんに贈ると発表。選考に関わるノーベル研究所の所長は、この直前、中国当局から圧力を受けていたものの、一切影響を受けずに選考を行ったと述べました。

こちらはノルウェーの首都、オスロにあるノーベル研究所です。今年のノーベル平和賞の授賞者がまもなく発表されます。いったい誰がこの賞に選ばれるのでしょうか。
 
10月8日、ノルウェー時間の午前11時、ノーベル委員会は今年のノーベル平和賞を中国の民主活動家で当局にとらわれている、劉暁波さんへ贈ると発表。
 
ノーベル委員会の委員長は、授賞者の選考に当たって、いかなる勢力の影響も受けないと述べました。
 
ノーベル委員会 トルビョルン・ヤーグラン委員長
「これは正常なことです。我々は各方面から圧力を受けます。毎年そうなので、これは想定内です。中国共産党は批判されないと、政治体制が変わりませんし、その方が弊害を除けます。腐敗や管理のミスなど、言論の自由は民主化において極めて重要です」
 
この直前、中国当局は、賞の選考に関わるノーベル研究所に圧力をかけていました。
 
ノーベル研究所 ゲイル・ルンデスタッド所長
「私が中国側に告げたように、ノーベル委員会はノルウェー政府から独立した組織です。政府は干渉する権利がなく、我々も政府の反応を気にしません。だからこれは完全に独立した委員会の決定です」
 
ノルウェー、外務省・国防委員会の委員長はこの件に関して…
ノルウェー国防委員会 Eriksen委員長
「ノルウェー委員会は独立した団体で、政府とも議会とも無関係です。今日、その独立性を証明しました」
 
平和賞の授賞式は12月10日、ノルウェーの首都オスロで行われます。劉氏が出席できるのかは未知数です。
 
新唐人がノルウェー・オスロからお伝えしました。
上のリンクをクリックすると、このニュースの中国語版が見られます。

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