【新唐人日本2010年12月12日付ニュース】今、みかんがちょうど旬ですが、最近、中国にはワックスを塗られた柑橘類のダイダイが市場にあふれているそうです。ワックス処理をされたダイダイは、見た目がきれいなため、高い価格で売られるものの、いったん人体に入れば、健康への悪影響が懸念されています。
ダイダイは古くなると、しわしわになりつやがなくなります。このため、業者はもともと色がよくないものや新鮮でないものにワックスをぬります。すると、値段も上がるそうです。
福州市(ふくしゅうし)ではこのようなダイダイは2年前、出現したそうです。
福州市市民 魏さん
「2年前、赤くて、きれいなのが出てきました。べとべとはしていません。見た目はいいので、贈り物に使われます」
ネットで検索してみると、2004年ごろワックス処理のかんきつ類が出てきたようです。ただこれまで当局は重視してきませんでした。報道によると、陝西省(せんせいしょう)西安市(せいあんし)の多くの野菜市場では、99%ものダイダイがワックス処理をされていたといいます。
これについて、市場関係者は・・・
市場果物部 責任者
「広い市場では全部調べられません。サンプル調査だから漏れもあります」
毒物に詳しい台湾の医師、林先生の紹介によると、ダイダイの皮に使ったのが食品添加物の色素であっても、誤って体内に入れば、人体に悪影響をもたらすと指摘。
林傑樑・医師
「過敏な方だと子供は過活動や集中力の低下のほか、アレルギーで、肌のかゆみ、発赤、湿疹の恐れがあります」
目下、中国の消費者は自分でチェックするしかありません。ぬらしたティッシュでダイダイを拭いて、紙に色がついたら、ワックスが使われていたのでしょう。
新唐人テレビがお伝えしました。
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