【新唐人2010年12月15日付ニュース】北京市の小学生が告発した“漂白キノコ”事件は、最近社会の関心を集めています。しかし北京市工商局は、“小学生の実験は科学的ではない”と反論。あるサイトのアンケート調査では、36%のユーザーが小学生のほうを信じると答え、工商局を信じる人は0.2%に過ぎませんでした。
11月末、北京の小学生張皓君が、市場で売られているキノコの9割が漂白済みだとの研究結果を発表。しかし、北京工商局はこの結果を否定。その後、当局は調査の結果、キノコの合格率は97.73%だったと述べました。
これに対し“政府が打ち消そうとするデマは、実は本当のことだ”と皮肉られています。
サイトのアンケート調査では、3119票の投票のうち、“小学生を信じる”が1122票で、“工商局を信じる”といったのはわずか8票でした。
ほかに、656人が“国家専門機関は小学生にさえ及ばない”に投票しました。
中国法政大学の何兵主任は、“新京報”に対し、政府は先に原因を探して、キノコの安全への不安をなくすのではなく、先に事実を隠そうとしている。自分も小学生のほうを信じると述べました。
中国大陸では食の安全が問題となっています。ある市民はこういいます。
葫芦島市民 王さん
「小学生のほうを信じます。政府は信用できません」
今回の件を受け、他の地方でもキノコに対する検査が始まり、杭州、四川、南京などでも漂白されたキノコが発見されました。
新唐人テレビがお送りしました。
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