【新唐人2014年1月4日付ニュース】中国当局は労働教養制度の廃止を発表しましたが、警察が健康な市民を精神病院に送り込む事件が後を絶ちません。精神病院が新たな労働教養院になったとの声が聞かれます。
1月3日、安徽省に住む趙偉さんは、「政府は去年の末、労働教養制度の廃止を発表したが、新たな労働教養制度が始まった」と訴えました。
趙さんは1月1日、不動産問題で父親との間でトラブルを起こしました。父親が警察に通報したところ、趙さんは警察により精神病院へ送り込まれそうになりました。
安徽省 趙偉さん
「警察官は私の訴えも聞かず、指名手配犯かどうかを調べて、違ったら精神病院に送ると言いました」
その後、玄関の鍵を内側から掛けて、警察に通報し、精神病院へ送るのは違法だと訴えたところ、とりあえず精神病院へ送ることは見送られました。
安徽省 趙偉さん
「公安局長は今回は見逃してやるが、今度は無理だと脅しました」
このような行為は、新たな「精神衛生法」に反する犯罪だと趙さんは訴えました。
サイト「民生観察網」管理人 劉飛躍さん
「今年『精神衛生法』が通過したものの陳情者は依然として、治安を乱す者と見なされ、精神病院などに送られています」
中国では毎年、数多くの健康な市民が精神病院に送り込まれ、中枢神経を破壊する薬物を投与させられています。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2014/01/03/atext1036516.html(中国語)
(翻訳/河合 ナレーター/水田 映像編集/工)