【新唐人2014年4月23日】最近、5歳児の虐待写真が中国のネット上で話題になり、広く転載されている。写真の女の子は傷跡が痛ましく、両親による虐待が疑われている。
広東省東莞石龍警察によると、事件が発生した場所は恵州市博羅県で、女の子の親はすでに警察に逮捕され、「子どもが言う事を聞かないのでハンガーで殴った」という。石龍警察は事件を傷害罪事件として調べ、博羅警察に2人の身柄を引渡した。一方、女の子は呼吸困難のため、生命維持装置により命をとり止めている。
13日、あるネットユーザーが新浪微博上で、親による虐待児童に関心を寄せるよう呼びかける文章を投稿した。文章によると、東莞市石龍村の女の子が親の虐待を受け、石龍村人民病院で応急手当を受けている。文章には全身傷だらけの女の子の写真3枚の写真が添えられているが、痛ましく見るに耐えない。この写真はネット上で爆発的に広がった。
東莞市石龍人民病院関係者の話によると、この女の子は今年5歳で、4月12日昼11時ごろ博羅県园洲村から救急車で運びこまれた。当時男女2人が子どもの親だと名乗っていたという。母親の言うところによると、女の子は12日の午前、家の階段で転んで意識を失い、口から血を流したという。その後、女の子は現地の病院に運び込まれ、応急手当を経た後も昏睡状態が続き、ついには石龍村人民病院で救急処置を受けることになった。
石龍医院での検査によると、昏睡状態の女の子は瞳孔が大きく開いており、頭部の皮下には多くの血腫ができている。また、背中全体、胸部、腹部、両足にわたり多くの擦り傷、あざがあり、ほとんどが古い傷跡で、危篤状態だという。
初期のCT検査で、患者は急性閉合性頭蓋骨損傷、脳疝,創傷性大脳水腫、全身打撲、歯の脱落を発見した。患者はすぐに集中治療室に移されたが、病状は徐々に悪化。13日早朝のCTの再検査では、脳の大部分が壊死し、常に死の危機に直面している。13日午前、患者の様態は変わらず、呼吸器と薬及びビタミン剤で治療を受け、13日午後には、呼吸補助装置が必要になり、血圧を上げる薬やビタミン剤で生命を維持している。
(翻訳/北村 編集/坂本)