【新唐人2014年6月21日】中国当局によって「中国一の慈善家」と称えられている陳光標氏が近日、「ニューヨークタイムズ」に、アメリカの貧しい人やホームレス1000人を招いて、無料の食事を提供するとの広告を大きく掲載しました。前回は「ニューヨークタイムズ」買収すると言って、世間を騒がしましたが、今回はまた、どのようなパフォーマンスを見せるのか、注目されています。
お金をばらまくパフォーマンスで有名な陳光標氏は今年初め NYタイムズを買収すると発言し、世間を騒がせました。しかし最終的に陳氏はNYタイムズの記者にしか会った事がないことがわかりました。
当時、陳氏は記者会見の場で、突然、唄を歌い始め、会場に集まった各国の記者を唖然とさせました。結局、ニューヨークタイムズの買収はただの「国際的なジョーク」に過ぎなかったのです。
陳光標氏がまた来ます。今回お金をばらまくのはこのセントラルパークのレストランです。最近 彼はNYタイムズに広告を載せ、ここで1000人の貧しい米国人に無料の昼食を提供すると言っています。
広告上の陳氏は,体中に勲章を着け、自分を「新時代の雷鋒」に例えています。
レストランの責任者に確認してみたところ、慈善食事会の詳細についてはわからないと回答しました。
レストランマネージャー Peter Bischoff氏
「ミスプリントかもしれません。彼らが予約した会場は250人しか収容できません。広告の人数は間違いだと思います」
広告によると、食事後、参加者には300ドルが支給されるそうです。しかし、この種の金のばらまきは、アメリカではホームレスですら受け入れがたいようです。
ホームレス Stanley Rawlsさん
「必要のないことです。みんな自分の手足があるのだから」
また、なぜ中国人がわざわざアメリカにまで来て金をばらまくのか?中国には貧しい人はもういないのか、と疑問を投げかける人もいます。
アメリカでは、年収11600ドル以下を貧困者と位置づけています。一方、中国の貧困者は年収380ドル以下です。両国の貧困者基準に大きな開きがありますが、それでも中国の貧困人口はアメリカより5000万人多いと言われています。
時事評論家 文昭さん
「慈善事業の目的は困難な境地にいる人を助けるためです。アメリカの貧しい人は米国基準では収入が低いのですが、中国のほうがもっと貧しいのです」
陳光標氏は数々の慈善パフォーマンスで度々世間を騒がしています。今回のニューヨーク訪問は果たして慈善活動のためなのか、それとも他に政治目的があるのかどうか、世界の中国人が注目しています。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/06/19/atext1117452.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/水田 映像編集/李)