【新唐人日本2011年1月10日付ニュース】最近、イタリア北部の町で、突然、大量の鳥の死体が空から降ってくる事件が発生。少なくとも8000匹が不可解な死を遂げたという。この突如起こった、鳥の大量死だが、原因はまだ不明である。
“デイリー・テレグラフ”の報道によると、イタリア北部の町、ファエンツァで、1月2日からキジバトの死体が空から次々と落下。初めは1匹ずつだったが、その後、10数匹、20数匹と、その数が増えていった。これら亡くなったキジバトのくちばしには、奇妙な青い斑点が見られた。死体は主に、ファエンツァの郊外にある工業団地に分布している。死亡原因は不明だ。
最近、米国では大量の魚や鳥類が謎の死を遂げる事件が続発。その後、世界各地から動物の変死の知らせが相次いだ。台湾の台中県では、1月7日、100匹余りの野鳥が急死。死体の処理の際、現場からは5種類の野鳥、合わせて150匹が発見された。
最初に動物の大量死が報告されたのは、去年の暮れ、米国アーカンソー州中部の町、ビーブで突如、約5,000匹のハゴロモガラスが空から落ちてきた事件。続く1月4日には、地元で10万匹もの死んだ魚が川で発見された。死亡した魚は、オザーク付近の川に30キロほどの範囲にわたり浮かんでいた。この謎の魚の大量死は、ビーブから200キロも離れていない地点で発生。この後も、動物の大量死は終わることなく。アーカンソン州から579キロ離れたルイジアナ州では3日、5000匹の鳥の死亡が確認された。
1月5日スウェーデンのストックホルムのある通りでも、ニシコクマルガラスが50~100匹亡くなっているのが発見された。先月、英国では死んだ蟹が約4万匹海岸線に打ち上げられた。他にも、ブラジルやニュージーランドでも魚の大量死が発生している。
これ以外にも、世界各地で似たような動物の謎の大量死が相次いでおり、グーグルマップでは30近い地域に印が付けられている。
動物の集団死は、決して珍しくはないが通常はその原因が調べられる。しかし今回、世界で多発している動物の大量死は、原因が不明。人々の恐怖を招いている。
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