【新唐人日本2011年1月11日付ニュース】アメリカのゲーツ国防長官は訪中の際、戦略防衛に関する対話のタイムテーブルを中国へ提出したものの、拒否されました。中国はさらに、台湾問題は依然として、米中関係の最大の障害だと発言。台湾問題を持ち出し、対話に消極的な中国に対し、アメリカはどう対処するのでしょうか。では、専門家の声をお聴きください。
東呉大学政治学科 羅致政・副教授:「米国も分かったでしょう。中国が何を言っても本音ではありません。米国が台湾問題で譲歩し、台湾への武器売却でも譲歩しないと米中関係は改善しません。米中関係にとって、台湾問題は両国間の最大のカギではありません。こんな折に中国の“殱20”が登場しました。しばらくしてから配備されるでしょう。だから短期間では米国の脅威になりません。ただ 方向性は明らかで、中国の各方面の軍事拡張は米国に対するもので、ステルス戦闘機だけでなく、最近米太平洋地区総司令官は日本訪問の際、中国の対空母ミサイル配備に触れました」
「この角度から見れば、米国の受ける脅威は増すでしょう。米中軍事関係の変化は米中関係そのものに影響します。1月下旬胡錦濤主席は訪米しますが、そこで今双方の雰囲気が理想的ではないので、次の一歩ですが。ゲーツ長官の訪問から分かるように、双方の関係は年明けの今、良いスタートではありません」
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