【新唐人2014年8月6日】フィリピンの裁判所は８月５日、フィリピンの領海内で「違法操業」をした罪で中国人漁師12人に６年から12年の禁固刑を言い渡しました。去年４月、彼らの漁船がフィリピン西部のトゥバタハ岩礁海域に入ったとして、逮捕されました。この判決により、南シナ海問題が再度、注目を浴びています。
フィリピンの裁判所は８月５日、中国人漁師12人に判決を下しました。船長には12年の禁固刑、残る11人の船員にも６年から10年の禁固刑を下したうえ、それぞれ10万ドルの罰金を科しました。ただし、漁師たちは罪状を否認しています。
トゥバタハ岩礁はフィリピンの領海にあり、中共が領有権を主張したことはありません。
漁師は、悪天候のためやむを得ずトゥバタハ岩礁に避難しただけで、わざとフィリピンの領海に侵入したわけではないと主張しています。
しかし彼らは絶滅危惧種を持っていたので、さらに刑が重くなる可能性があります。
フィリピンで判決が下されたのと同じ８月５日、日本政府は2014年版防衛白書を公表しました。中共が東シナ海と南シナ海で動きを活発化させている点に触れ、中共の軍事活動の拡大は非常に危険だと強調しています。
アメリカのケリー国務長官は、８月10日に開催されるＡＳＥＡＮ（アセアン）地域フォーラム（ＡＲＦ）で、中共と周辺各国に対し、南シナ海問題で自重するよう呼びかけるそうです。無人島の強引な占領や海の干拓などで現状を変える行為をやめるよう訴える予定ですが、これはすでに中共に拒まれました。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/08/05/a1128270.html（中国語）
（翻訳/河合 ナレーター/水田 映像編集/李）
