人権団体「中国は拷問道具を世界に輸出」
【新唐人2014年9月24日】国際人権団体アムネスティ・インターナショナルとオメガ・リサーチ・ファンデーションは23日、130を超える中国企業が電気ショック銃やスパイク付き金属警棒といった拷問道具の製造と輸出を手がけており、アジアやアフリカの人権侵害に拍車をかけているとする報告書を発表しました。
アムネスティ・インターナショナル中国チーム研究員 倪偉平氏
「法の執行のための道具を生産する企業が大幅に増えています。問題なのはこれらは不法刑具なのです。電気ショック警棒、電気盾、拷問椅子、おもり付き足かせなど、合法的な使い道はありません。拷問や脅迫に使われ、苦痛をもたらします」
中国国内では、これらの拷問道具が全土の拘置所や刑務所で使われています。アムネスティは中共当局が電気棒や鉄の椅子などの道具を使った自国民に対する拷問について、詳細に記録しています。
中国の「西寧貿易公司」は広告で、自社の製品には親指用手錠、鉄の椅子、電気ショック銃などがあり、2012年にはアフリカの40以上の国に輸出されたと宣伝しています。
アムネスティによると、これらの拷問道具を手がける企業は10年前の28社から130社に増え、そのほとんどが国営企業だそうです。
また、中国で顔に電気棒による拷問を受けた法輪功学習者は、「顔が裂けてポップコーンのように見えるので、警官はこの拷問のことを『ポップコーン』と呼ぶ」と証言しています。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/09/23/a1140618.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/佐藤 映像編集/李)