【新唐人2014年12月22日】BBCは、Apple(アップル)のiPhone6(アイフォーンシックス)を上海で受託製造している台湾系企業、ペガトロンが従業員を酷使していると暴露しましたが、ペガトロンの会長はすぐに否定しました。
2010年、Apple最大の受託製造工場のフォックスコンで従業員14人が相次いで自殺しました。これ以降、中国の工場の過酷な労働が注目され始めました。Appleはこのあと、工場の労働規定を発表し、一部の生産拠点を上海市郊外のペガトロンに移しました。
しかし工場内部の映像によると、従業員は疲労のせいか机に伏せて寝ています。
工場の管理者
「寝てるのか!工具の上に伏せてる奴がいる。その工具は帯電してる。漏電したら死ぬぞ」
この工場ではAppleの規定に違反し、16時間以上連続した労働も珍しくありません。
Appleは、従業員が生産ラインで寝ている状況について、休み時間に寝ることはおかしくないと語ります。ただ従業員は、工場に身分証を取り上げられたと訴えています。
匿名の従業員
「身分証を工場側に見せたら、取り上げられました。返してもらえず困っています」
従業員の採用試験は形だけに過ぎず、しかも残業は強制的だそうです。
テスト問題
「リサイクル可能な材料はどれですか?」
全員の回答
「B」
ペガトロンの従業員
「『残業は望まない』に○を書くな、『残業を望む』に○をしろ」
BBCの報道に対して、Appleは反論しました。台湾のペガトロンの会長もはっきりと否認し、工場の労働者管理に問題はないと述べています。
ペガトロン 童子賢会長
「ひどい中傷です。報道内容を断固 否認します。身分証を取り上げたことはありません」
Appleの商品は世界で大ヒットしていますが、受託製造業者は生産速度を上げるために、過酷な労働を行わせているとたびたび報道されています。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/12/20/a1162573.html(中国語)
(翻訳/河合 ナレーター/水田 映像編集/李)