【新唐人2015年2月2日】2014年は台湾政局の転換点と言える一年でした。台湾に特別な感情を抱く日本でも、台湾の今後の行方が注目されています。先日、東京で行われた台湾人医師で評論家の林建良(りんけんりょう)さんの講演会には、台湾情勢に関心を持つ人々が集まりました。
在日台湾人医師 林建良さん
「私からすればですね。2014年は実は不可逆な化学変化が台湾では起こったわけです」
日本で活動する台湾人医師で評論家の林建良さんが衆議院下院会館で講演会を行い、台湾の政局および民意の変化を分析しました。馬英九総統の親中路線によって、去年3月にはひまわり学生運動がピークに達し、台湾を覆っていた黒雲を一気に吹き散らしたとしたうえ、これは素人政治家が誕生した原因でもあると分析します。
在日台湾人医師 林建良さん
「去年からですね、ある人物が誕生して、この人物はもし彼を『スター』と表現すれば、その人は怒るかもしれません。なぜなら彼はスターではなく、ビッグバンだからです」
何もない素人から台北市の市長に当選した柯文哲さんを、林さんは「ビッグバン」という言葉で形容し、その迫力満点ぶりを紹介しました。講演会には台湾に関心を持つ人々や企業経営者のほかにも、メディア関係者の姿もありました。
独立記者 佐伯浩明さん
「リーダーの発言の中身はものすごく重要で、そのメッセージ性の強さが若者を引っ張っていくか、同時に政党のリーダーであり、国家のリーダーがいかに国民を引っ張って、一つの心に持っていくかということが重要だと思いますね」
林さんは2013年、著書「中国ガン、台湾人医師の処方箋」を出版し、好評を得ています。本の中で林さんは、中共統治下の中国は世界を威嚇していると指摘しています。また、日台は運命共同体で、台湾の安否は日本にも影響を及ぼすと述べます。
在日台湾人医師 林建良さん
「日本人の台湾への関心は台湾海峡の安定と平和に役立ちます。日本はアジアで強大な力を持っています。日本の力は善の力ですが、今の中国は共産党執政の悪の力なので、地域の平和を破壊しようとしています。だから善の力が勝つことを望んでいます」
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2015/01/30/a1173205.htmll (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/佐藤 映像編集/李)